前回イラストに引き続きグレースケールを使用したイラストを描いていきました
今回は背景有のため、完成形の見え方を意識しながら描けるよう、あたりの段階で主題、副題の位置や焦点の位置、アイレベルを決め、次作業で迷走しないよう注意しました
作業手順は以下の通り
あたり⇒グレーラフ⇒細部修正⇒着彩⇒ライティング(⇒色味調整)
イラストの題材は五等分の花嫁より推しの四葉です
ペアルックやらんのかーい!ってとこ描きたかったので
場所はショッピングモール想定で描きましたが、漫画だとドル〇バの店舗に行ってますね、そういや金持ち設定だったなこの子ら
↓あたり
遠中近景のある、主題以外をぼかせる構図にしました
アイレベルは主題の腰ぐらいで、見上げるような感じに
このとき視線は左上から右下へ向かうようなライティングにしたいと考えています
主題の右側と下側を暗くし、明暗の画面比率が50:50になるようなイメージで描き進めました
↓グレーラフ
あたりのグレーを遠中近景の3つに分け、レイヤー分割しざくざくと形状をつけていきました
特にあたりからの構図変更はありません
全体のライティングとして、メインライトを頭上からあて少し暗い雰囲気を作ってみました
重なりに欠けるため主題と近景・遠景の位置調整、および表情の調整など着彩前に行います
↓着彩
だいぶ暗いですが一旦はこれで良しとしました
グレースケールにオーバーレイで着彩していますが、とにかく扱いが難しい
遠景はライティングで調整するため放置、近景はとりあえず暗くしました
中景と近景に明暗や彩度の差がなく、距離感が掴めない絵になっているためこちらもライティングにて調整します
↓ライティング
遠景にライトを追加し、明暗差を作りました
トップライトを追加し光の当たっている位置を強調しています
近景と中景(主題)との境界線の明度を無理やり作り、空間を開けました
近景の手の位置にトップライトからの反射を設けました
主題周りに粒子を追加し空気感を作っています。若干くどいか?
↓色味調整
png画像をライトルームで読み込み、以下の調整を行いました
・周辺光量補正
・シャープネス、コントラスト上げ
・シャドウ側のカラーを調整
・粒子感追加
いわばフィルム写真風加工ですね
今回のイラストでは最初に決めたこと(主題以外をぼかせる構図、視線が左上から右下へ向かうようなライティング)通りに描くことができたかなと思います
遠景はどうせぼかすからと適当に絵作りしていましたが、パースの甘さや直線のゆがみによる違和感、色付けの適当さが目につきます
もう少し研究する必要がありそうです
また全体的に彩度が低めの絵作りになりました。意図せず
特に四葉の服装の色に関しては全く納得できないまま進めてしまった(特にトップの青色)ので、オーバーレイでの着際についても勉強しなきゃなと思うイラストでした